本会合3日目の最後に、「マラケシュ行動枠組み」が採択されました。

2009年のCONFINTEAⅥ以降のALEにおける重要な課題と進捗状況を把握し、今後12年間のALEの発展のための行動枠組みとなります。市民社会、政府機関、国連機関、民間部門、ユースなどからの選ばれたメンバーで起草委員会が構成され、各国政府や市民社会からの提案を反映させて、最終的な採択に至りました。

たくさんの成果があり、その例を一部紹介します。

・ALEを含む教育は基本的人権であること
・教育は公共の努力であり、共通の利益であること
・成人教育におけるジェンダー平等の推進の強調
・国の公的予算に対する成人教育のめざすべき割合を掲載したこと
・包摂の促進：先住民族を含めた社会的に脆弱な立場に置かれた人たちやコミュニティを優先すること
・気候変動教育、ESDの強調
・アクティブ＆グローバルシティズンシップとメディアリテラシーの強調

【参照】マラケシュ行動枠組み
https://www.uil.unesco.org/en/seventh-international-conference-adult-education

（写真は採択後直後に、ASPBAEメンバーと共に撮ったもの）