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by 認定NPO法人 開発教育協会 (DEAR)

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【レポート】関西の成人教育機関を訪問しました

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【レポート】関西の成人教育機関を訪問しました

ALEプロジェクトでは、「地域におけるESDや市民参加」の取り組みのヒアリングと情報収集を行っています。2022年2月に実施したナショナルミーティング登壇者をはじめ、成人教育を推し進めている団体の実践概要をお伺いし、ネットワークの強化を図ることを目的としています。今回は、関西地域の3団体を訪問しました。

神戸YMCA

ローカルとグローバルにネットワークを持ちながら、地域に根差した、当事者間の交流の役割を担っています。事業は多岐にわたり、阪神淡路大震災時の経験から平時に助け合うネットワークの構築や、多文化共生や国際協力のためのセミナーや奉仕活動の実施など、地域センターとして多様な団体とネットワークを組んでいます。成人教育としては、様々な世代が一緒に学びあう学習会や国際協力活動、青少年育成のためのキャンプ事業実績も長く、多くの人々が集まる場づくりをしています。

神戸YMCAの松田道子さん中道愛子さんと訪問メンバー

WACCA

生きづらさや困難を抱えている女性やシングルマザーとその子どものたちのための、居場所であり、学びの場であり、支援につながる窓口ともなっています。ひとり親家庭の大人のための学習や、シングルマザーの子どもたちへの無料の学習支援をはじめ、女性の相談を受け付けたり、サポートグループの実施などをしたりしています。女性たちがまず安心でき、そのうえで学びたいと思え、そのための方法について知って望みにつなげていく場所です。運営は認定NPO法人女性と子ども支援センター ウィメンズネット・こうべがおこなっています。こちらでは、困難を抱える女性のための安心できる住まい支援として「六甲ウィメンズハウス」をつくるキャンペーンを現在実施しています。

WACCAの茂木美知子さん、認定NPO法人女性と子ども支援センター ウィメンズネット・こうべ代表理事の正井禮子さん、居住支援 六甲ウィメンズハウス梅澤昌子さんと

鶴見橋よみかきありがとうの会 

大阪市西成区での元日雇い労働者への聞き取りをきっかけに始まった学びの場です。少人数で実施しており、個別学習と共同学習など学習者に合わせています。ここでは40代~70代までの人が参加しており、部落問題や地域の歴史、時事問題について話したり、ニュースを使った漢字の学習などをおこなったりしています。学習を通じて、社会や歴史の中で自分をとらえられるように、また、学習を通して自分を取り戻したり、自信をつけたり、新しい希望につなげていけるよう、共同学習者がお手伝いしながら、学ぶ人から一緒に学んでいます。学習者の「はきだすように」綴られた、自分史は月刊「部落解放」(2021年7月増刊号、2022年7月増刊号-「解放出版社」)より読むことができます。

鶴見橋よみかきありがとうの会にて黒川優子さんと
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